今週の木曜日はテレワークではなく、出社の日だった。
単行本を持って行くと鞄が重くなるので、新書を持って行った。
『底が抜けた国 自浄能力を失った日本は再生できるのか?』という本で、著者は山崎雅弘さん。
山崎雅弘さんは、戦史/紛争史研究家で、戦史に関する著書が多数ある。
この本は戦史ではないけれど、今の政治と第二次世界大戦の頃の政治を比較した記述がとても興味深かったし、危機感を感じる内容だった。
この本が刺激になったのかどうかはわからないが、会社からの帰りで本屋さんに寄りたいという気持ちが強くなっていた。
時々あることで、特に気持ちがポジティブな方向を向いている時に多い。
逆にネガティブな時も、本屋さんに立ち寄ることでポジティブになることだってあるから、どっちにしろ帰りに本屋さんに寄り道することが多い。
この日は東京駅の東北新幹線乗り場近くの「BOOK COMPASS」に立ち寄った。
猿田彦珈琲と併設されたお店で、小さな書店だけど本のセレクトが私の好みに近い。
ちなみに地下にも「BOOK COMPASS」はあって、どちらかと言うとそっちの方が広い。
もっと大きな本屋さんに行きたい時は、改札を出て「丸善書店」に行く。
本のストックや読んでいる本は、「読書メーター」で管理している。
読んだ本や積読本、読んでいる本を登録できるが、ちなみに今現在で積読本は36冊で、読んでいる本が4冊。
合計で40冊の本が手元にあることになっている。
この日買った本は2冊だった。
『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる』(クロスメディア・パブリッシング/馬淵知子著)と『アメリカの大学生が学んでいる 本物の教養』(SB新書/斉藤淳著)である。

『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる』は、私の好みに的中した。
本の好みではなく、コーヒーとビールの方だ。
ビールの効用がわかれば、堂々と夜ビールを飲むことができるという下心が見え見えだ。
時々こういう本を読みたくなるが、それほどこういうジャンルの本は読まない。
でも、大いに期待している。
「仕事をつくる」とはどういうことだろう。
『アメリカの大学生が学んでいる 本物の教養』は、何故か沸々と煮たってきた「読書熱」が買わせた本だ。
特にアメリカのことが知りたいわけではなく、「本物の教養」って何だろうという気持ちで読みたくなった。
「本物の教養」がわかれば、それに関する本を更に読むだろう。
私の読書はジャンルはバラバラだ。
小説もエッセイも読むし、仕事術や時間術、仏教など精神的な内容の本とか、手帳術の本は読み尽くした気がするほど読んでいたり。
最近はさらにもっと難しい本を読んでみたいと思うようになった。
ビジネス本と呼ばれるジャンルは、そろそろ卒業かなと思っている。
本を読むことは、「理想的な日々」には欠かせない要素だということは、間違いない。