「ソバーキュリアス(Sober Curious)」という言葉は、『飲まない生き方 ソバーキュリアス』という本を読んで初めて知りました。
「sober」は「しらふ」という意味で、「curious」は「好奇心旺盛」という意味です。
お酒を飲める人や飲んでも問題ない人が敢えてお酒を飲まないという選択をするライフスタイルのことを「ソバーキュリアス」と言うようです。
このワードの生みの親は、イギリス生まれのルビー・ウォリントンで、『飲まない生き方 ソバーキュリアス』を書いた人です。
この本を私が読んだのは、2023年5月のことでした。
その時はお酒を止めようとか、飲んでも適量だとかは全く考えていませんでした。
ところが今年の1月下旬に虫垂炎を発症して、10日間ばかり入院したことで、意図せずにソバーキュリアスを実践することになりました。
虫垂炎は周辺に炎症が広がっていて手術できず、抗生剤によって治療する方法を取っていて、治りが悪かったこともあり、未だ抗生剤を服用して完治を待っているところです。
実に今日で禁酒36日目と1か月を超えています。
お酒を飲むようになって、これだけ飲まないのは新記録だと思います。
ソバーキュリアスのメリットは、睡眠の質が良くなる、時間を有効活用できる、飲み過ぎによるデメリット(二日酔い、泥酔による失敗、体調不良など)を回避できる、お金を節約できるなどがあります。
実は意図しないでソバーキュリアスを実践して、気づいたことがあります。
ここ数年、血糖値が上昇して病院に通っています。
血糖値を薬で下げるほどではない程度の、いわゆる糖尿病なのです。
糖尿病の場合は、血圧が130/80を下回るようにと医者から言われています。
ソバーキュリアス以前の血圧は、時々130台後半だったり、120台でもギリギリの129とかだったりして、やや高めになっているのが非常に気になっていました。
ところがお酒を飲まなくなったら、血圧が非常に安定して120台/70台をキープし始めたのです。
もう一つ実感しているのは、夕食後の時間を有効に使うことができるようになったことです。
日記を書いたり、読書をしたり、夕食後はゆったりと過ごしたいと思っています。
飲んでいると当然酔っ払いますので、日記を書いたら意味不明になったり、書けなかったりということになります。
本を開いてもまともに読むことができません。
せいぜいネットサーフィンをして、そのうち眠くなって寝てしまう生活が続いていました。
酔っ払っては何もできない、ということは当たり前なんですが、お酒は止められませんでした。
それが今はやりたいことができているのです。
以前は昼飲みして、昼寝して、夜も飲んで夜更かしするけど、何もできない生活だったりしました。
夜の時間がつぶれるどころか、お休みが一日つぶれていたのです。
そろそろ完治して薬から解放され、飲める状態になります。
そしたらまた飲もうとは思っているのですが、以前のような飲み方をすると元の木阿弥になってしまいます。
今のところは適量だけ飲んだり、頻度はできるだけ少なくするとか、そういう生活をしたいと思っています。
血糖値の方も次の通院でどうなっているか判明します。
もしもびっくりするほど改善していたら、お酒はやめるしかないのかなと、思ったりもしているところです。
意図しないでソバーキュリアスを実践したその後については、また書きたいと思っています。
血糖値が楽しみでもあります。