『仕事の「整理ができる人」と「できない人」の習慣』木村信夫
今月の5冊目(2024年:106冊/累計:1,931冊)
できる人できない人シリーズ(勝手につけたシリーズ名)は、何冊か読んだ。
本屋さんのビジネス書で良くみかけるタイトルだと思う。
この本を買ったのは「整理」というキーワードに惹かれたからであって、できる人できない人シリーズに惹かれたわけじゃない。
「整理」というキーワードと言ったけれど、どちらかと言うと「整える」という言葉が好きだ。
飽くまでも言葉として好きということだ。
最初に書かれている「整理ができる人」の定義が、この本の内容を端的に表している。
「職場・仕事・タイムマネジメント・人間関係・思考・感情などあらゆることが整っている、整理できている人」
章立てもだいたいこれに沿っている。
内容的にはこれまで同様のビジネス書で読んだことがある内容なんだけど、前述の定義が全体を表している点はこれまでと違っている感じがする。
要するに幅広いということで、裏返すと浅く広くということになるかもしれない。
目新しいことは無かったが、再認識できたことをいくつかピックアップしてみよう。
- 片づけは手段であって、目標達成したときの具体的イメージ(ビジョン)を持つことが重要
- 「置く」瞬間に片づける
- スマートフォンはカバンにしまったまま
- Nice to Have やらないよりやった方がよいことは、やらない
- ECRSの原則 Eliminate(排除)Combine(結合)Rearrenge(入れ替え)Simplify(簡素化)
- 何も予定を入れない日をつくる
- 本は目次を見て気になるところだけ読めばよい
- 寝る前に今日良かったと思うことを3つ書き出す
- 学歴ではなく、最新学習歴
- あせらず、あわてず、あきらめず
- 何も思い付かなときは、考えることをやめてぼーっとする
こんなところだろうか。
気になる方は、ぜひ本屋さんでこの本の目次をさっと見てもらえば良いかもしれない。
私も目次を見て気になるところだけ読みたいと思うのだけど、なかなか実践できない。
性格的に律儀な方なので、全部読もうとする。
それで失敗しているのは、雑誌の積ん読本化だろう。
雑誌こそ気になるところだけ読めば良いのに。
とりあえず全体を読んで、自分が気になるところを絞り込めたと思う。
インプットしたらあとはアウトプット(実践)するだけだ。