『ドイツ人のすごい働き方』西村栄基

『ドイツ人のすごい働き方』西村栄基

今月の1冊目(2024年:102冊/累計:1,927冊)

ドイツ人と日本人には共通点がある、ということは幻想だったようだ。
考えてみると、日本というのは世界から見て、かなり特別なところがあるように思える。
だからこそ良かった部分もあれば、今世界的に遅れを取っている部分もあるのだと思う。
そもそも国が違えば、人の考え方や環境だって違うので、当たり前のことだと思う。
悲観することなかれ、と思う。

でも、良いところは可能なら取り入れたいところだ。
日本の生産性のはるか上を行くドイツの人の働き方については、非常に興味深い。
序章の「ドイツ企業の1日」はとても興味深く読んだし、なるほどと思ったことも多かった。
他の仕事術の本などに書かれているチップスとあまり変わらないことが書かれていた。
だけどそれが普通だということは、すごいことだと思うので、この本を読んだことは意義がある。

真似したいのは、全部かもしれない。
朝型は実行しているが、私の場合はほとんどプライベートに使っている。
オフィスの広さは、日本でも最近言われていることだと思うが、それほど広いスペースは取れないだろう。
整理整頓はぜひやりたいことだとずっと思っていたものの、まだできないでいるから、すぐにやってみたい。
長い休みをみんなが取れるようになれば良いなと思うけれど、日本では無理なんじゃないかというのが現実か。

仕事をフローからストック型に変えて行くというのは、大いに賛成できること。
ストックであるべきことも、フローになりがちになっていることも耳が痛かった。
「自分ブランド化」についてもぜひやってみたい。

などなど、一つ一つ生産性を上げるのには大切だと思えることが多かった。
新しいことではないけれど、意識してやっていくことは非常に大切で、そういう意味ではこの本を読む価値はあるのだと思う。

すばる舎 2024年9月30日

春風 裕

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