『あさ酒』原田ひ香
今月の3冊目(2024年:96冊/累計:1,921冊)
特に理由はないのだけど、読書がペースダウン。
やっと読み終えた。
この本は『ランチ酒』シリーズの新展開らしい。
主人公も祥子から恵麻へバトンタッチ。
夜から朝までの「見守り屋」という仕事をしているから、仕事が終わるのが朝なのだ。
仕事帰りに朝ごはんとお酒。
何だか朝から飲むという行為にとても憧れる。
毎日がお正月みたいじゃないかって。
「見守り屋」を依頼して、一晩見守ったお客さんの人生もようと、あさ酒をいただくお店、そして主人公恵麻をとりまく人たちを描いている短編が8つ。
『ランチ酒』のストーリーを忘れかけているけれど、『ランチ酒』よりも見守られる側の記述が浅い感じがした。
サラッと読めるところが良い部分でもあるけれど、ちょっと軽い感じがした。
一つ一つの話はページが限られていたのだろうか。
ちょっと短編のイメージよりも短い気がした。
続編が必ず出そうな本なので、続編に期待しよう。
祥伝社 2024年10月10日