『ていねいな文章大全』石黒圭
今月の9冊目(2024年:81冊/累計:1,906冊)
衝動買いしたものの、500ページを超えるぶ厚い本が届いて、面食らってしまった。
読めるかなと思ったので、1日10ページ程度、2つのヒントを読むことにした。
さぼった日も数え切れないくらいあって、4月半ばからちょっとずつ読み進めて、やっと読み終えた。
4つのパートに分かれていて、それぞれ正確な文章やわかりやすい文章、配慮のある文章、工夫を凝らした文章を書くヒントが全部で108もある。
数か月前に一読した部分なんて、今はすっかり忘れていると思うけど、いやいや勉強になったというのが感想だ。
細かいことは忘れていても、文章を書く時の心構え的なことは身に付いているかもしれない。
目標は、生成AIには書けないような文章だ。
この本の最後には、そういう記述がある。
結局は思いなのかも知れない。
その思いを文章で表すこと、そういう基本的なところに立ち返ってみると、正確でわかりやすく、配慮があって、読ませる文章が書けるような気がしてきた。
そして、ちょっとずつ毎日読むことで、どんなにぶ厚い本でも、読了できることに気付いた。
ちょっとずつ読む本は新しくした。
この本を読了した次の日から、『解像度を上げる』を読み始めた。
今度は毎日読める気がしている。
ダイヤモンド社 2023年9月19日