『結果を出すチームのリーダーがやっていること』五十嵐剛

結果を出すチームのリーダーがやっていること

今月の5冊目(2024年:77冊/累計:1,902冊)

リーダーシップ論とか、リーダーのあるべき姿などとは少し違っていて、より具体的で実例などもあげられており、非常にわかりやすい本だった。
実践的なリーダーシップに関する本だと思う。

第1章から第6章にわかれているが、最初の方の章が特に印象に残っている。
第1章は自ら働くチームを作る上でのノウハウである。
数値目標よりも血の通った目標を示した方が良いということ。
仕事の指示については、「役割指示」をするということ。
6W2Hをおさえた指示を出すということは、自分にはできていないことだと痛感した。

第2章は、進捗管理に関すること。
指示した内容を復唱してもらうことは、なるほどと思った。
1日目の業務終了時に中間報告ということも、重要なことだと思った。
チームを率いて行くためのノウハウが書かれていて、非常に参考になる。

第3章は風通しの良い雰囲気づくり、第4章はコミュニケーションと続き、第5章は信頼されるリーダーの習慣について。
どちらかと言うとリーダーの心構えに近い内容だ。
最後の第6章は、トラブル対応時のリーダーのあり方について。

書かれていることは決して新しいことではないけれど、基本的なことだけに忘れてはならないことだと思う。
同様の本を過去にも読んでいる筈なんだけど、この本を読んで良いお復習いになった気がする。
一気に全部実践できる筈がないから、ひとつずつ意識して実践してみたい。
著者のように大人数のチームを預かっているわけではないので、そのまま実践しづらい部分もあるが、基本的なことは忘れないようにしたい。

すばる舎 2024年5月21日

春風 裕

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