台風一過の美しい風景
玄関のドアを開けると、お天気の良い日は富士山や大山が目に入る。
今朝もそういう朝だったが、今朝は特別だった。
思わず写真を撮った。
山の端がくっきりと浮かび上がり、夜明けから時間がそう経っていない静かで神秘的な風景を醸し出していた。
こんな風景は、あまり見たことが無い気がした。
特に夏場の富士山は、湿気を纏っているような感じを受けて、霞んでいるのだけど、今朝は全く違っていた。
神々しい風景だった。
雲の形も良かった。
雲ひとつない風景よりも、適度に雲があった方が尚良い。
富士山周辺を舞っているような雲が、風景をさらに神秘的にしていたと思う。
まさに出会いである。
もう二度と同じ風景には出会えないだろう。
台風が通り過ぎて、空を掃除してくれることは、これからもあるだろう。
でも、同じ空を見せてくれることは無い。
もう二度と見られない風景に出会えたことが、幸せだと感じた朝だった。